【お願いしている支援の内容】
●皆様の地域の若い人たちに、HPVワクチンの情報が届くよう、職場・学校・地域で情報共有をおねがいします。
●公費支援プログラム・予算確保に関わる地元の議員さんにメッセージを届けてください。
●ワクチン接種だけでなく、1次(コミュニケーション、コンドーム使用)、早期診断のための定期検診の受診の啓発もあわせて伝えてください。
●若い人から高齢者まで、女性だけでなく男性もHPV関連疾患の健康問題が生じます。「女性限定」「若い人の問題」と誤解されないようなご配慮をお願いします。
注意:本プロジェクトは、有志による活動であり、特別な活動資金はありません。経費はなるべくかからないようにしており、またクラウドファンディング・その他の資金集め活動もしていません。 製薬会社等からのスポンサーシップ、寄付も受けていません。
HPVワクチンの定期接種をもとどおりにもどすこと、HPVワクチンを公費で受けられるはずだった人たち、仕方なく自費で接種をしている人たちを救済するために、専門家や政治家の方達にはたらきかけた一番の功績者は、学業の合間にメッセージを届け、各方面にはたらきかけた学生さんや若い人たちです。
混乱をつくったのは大人たちです。
公費での接種のための予算は国から自治体に毎年届いていました。
それは当事者のために使われませんでした。
大人の責任はまだ続いています。
接種できなかった人たちへに情報を伝えること、良い取り組みをしている自治体の人たちだけでなく、日本のどの地域でも同じように支援が受けられるように取り組みましょう。
HPVワクチンの積極的な接種勧奨が2013年に差し控えられてから、間も無く丸8年が経とうとしています。積極的な接種勧奨が差し控えられる前には約7割の接種対象者が接種を受けていましたが、現在では接種率は1割にも満たない状況です。
積極的な接種勧奨が差し控えられたことで、接種対象者のもとに子宮頸がんやHPVワクチンにかかる情報が行き渡らず、多くの接種対象者が必要な情報を得ることなく接種機会を逃してきました。2000年生まれ以降、つまり今の大学生世代を中心に、ワクチンの情報を得られないまま対象年齢を超えてしまった若者が多くいるのです。大学の授業や既に接種した先輩の話を聞くなどの機会を得て、子宮頸がんをHPVワクチン接種で予防したいと思い至ったものの、既に定期接種の接種対象年齢を過ぎているために無料で接種を受けられず、高額な自費による接種も困難なため、接種したくても接種できないという声が数多く寄せられています。
これらは、積極的な接種勧奨が差し控えられていなければ、定期接種として接種できた人たちの声です。本来なら定期接種の接種対象期間内に必要な情報を得て、接種について判断すべきであったところ、その情報を得られずに接種の機会を失った人たちには、改めて定期接種と同様に接種を受けられる機会が提供されるべきと考えます。
これらの世代がこのまま接種の機会を失ったままでは、子宮頸がんの罹患者が約1万7,000人、死亡が約4,000人増加するとの研究(※)もあります。これらの世代への接種機会の提供と、1日も早い積極的接種勧奨の再開無くしては、こうした予測を覆すことはできません。
私たちは、下記について1日も早い実施を強く求めます。
一 積極的接種勧奨を差し控えている間に定期接種の機会を失った世代へ、定期接種と同様に接種を受けられる機会を提供すること。
一 接種機会を失う原因となった積極的接種勧奨の差し控えをやめ、積極的接種勧奨を再開すること。
一 接種後に生じた様々な症状や不安に対応する体制のより一層の充実を図ること。
一 男性を対象とした定期接種化、9価ワクチンの定期接種化の検討を早期に開始すること。
※大阪大学大学院医学系研究科・上田豊講師、八木麻未特任助教ら
<プログラム>
ZOOMで配信
第一部 9価HPVワクチンについて学ぼう
・新しいワクチンの解説
・厚生労働省、自治体の取り組み状況
・9価HPVワクチンの接種経験の共有
第二部 定期接種の機会を失った人たちの救済のとりくみ
対 象;HPVワクチン接種を支援する人
参加方法 ①オンラインの申し込みフォームに事前登録
②1週間前にZOOMのURLをご案内します
*8月10日に申し込み受付開始予定
5月25日 薬食審・第二部会 9価HPVワクチンのシルガード9の承認が了承されました。
9歳以上の女性に、1回0.5mLを合計3回、筋肉内に接種します。
通常、2回目は初回接種の2か月後、3回目は6か月後ですが、すでに導入ずみの国では、15歳未満では2回接種であり、また女子だけでなく男子にも接種が行われています。
ターゲットとするHPV16、18、31、33、45、52、58型は子宮頸がん、外陰がん、膣がん、肛門がんなどの原因になることが知られており、この7つのHPV型で子宮頸がんの原因の約90%となっています。
*4価のHPVワクチン(ガーダシル)では約65%のカバー
すでに約80か国で承認済。米国は2014年、欧州は15年に承認。
6月13日 「なぜ打たせてくれなかったの?」子宮頸がんワクチン、接種できなかった悲痛な叫び
大学生と署名をはじめた医師が伝えたいこと
「HPVワクチン(子宮頸がん等予防)を打つ機会を奪われた若者たちが無料で接種するチャンスをください」
6月1日、大学生と高橋さんら医療関係者有志の会「HPVワクチンfor Me」が、対象年齢を過ぎてもHPVワクチンを公費で打てるように求めるオンライン署名活動を始めた。2020年6月10日現在、署名数は1万7000件を超えた。https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73277
第1回目の勉強会を開催した様子が、バズフィードで紹介されました。
参加した人の多く医療関係者ですが、当事者の声に耳を傾け、今後の支援や連携について意見交換が行われました。
記事へのリンクはこちらから↓
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/hpv-vaccine-for-me
HPV Vaccine for Meの活動を一緒にしている高橋医師が、大学生と一緒に作ったワクチンの説明資料です。
下のYoutubeの動画も一緒にご覧ください。
VPDを知って子どもを守ろうの会(VPDの会)が、こどもだけでなく、おとなも子どもも守ろうと、予防接種の啓発活動をしています。
中高生にはHPVワクチンの啓発も重要です。
HPVワクチンの啓発の際には他のワクチンの啓発も重要です。
以下のアイコンのうち、「安全な予防接種」については、医療関係者が安全にワクチン接種を行うための研修会ページ(国立国際医療研究センター 予防接種支援センター)にリンクを貼っています。
有効性・安全性だけでなく、他のワクチン、コミュニケーション、有害事象報告、法律、などについても学びましょう。